日本国防協会

日本の国際化と平和について
駐日サンマリノ共和国特命全権大使
マンリオ・カデロ 氏

  皆さんはじめまして。今日は誠にありがとうございます。 サンマリノ共和国は、ヨーロッパで設立された一番古い共和国です。今から1700年前、日本では卑弥呼の時代にあたりますが、建国されました。ヨーロッパにはいろいろな国がありますが、サンマリノはイタリアの中にある小さな国で、山の上に建国されているので外からはなかなか攻めにくく、宝物もそんなにありませんでしたので、そのような理由から何百年、何千年にもわたって周囲の国から侵略されることはなかったのでしょう。そして、昔から王様と貴族はいませんし、サンマリノの人たちは割とおとなしくのんびりしていたので、長い間、現在の共和国を守ってくることがで

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現下の世界情勢と日本の歩むべき道
第8代ユネスコ事務局長
松浦 晃一郎 氏

  一.はじめに 皆さんこんにちは。ご丁寧なご紹介をいただき恐縮に思っています。 今日は「現下の世界情勢と日本の歩むべき道」ということでお話をさせていただきます。これまでの国防問題講演会の一覧を拝見しますと、ちょうど4年前に、外務省の先輩の岡崎久彦氏が「現下の国際情勢と日本外交」という演題でお話しになっておられます。残念ながら、どういうお話をされたか詳しくは存じませんが、岡崎さんは私の尊敬する先輩の一人で、安倍総理にも近い方で、きっと立派なお話をされたと思います。 今回、私はあえて「日本の歩むべき道」という表題にさせていただきました。出だしの「現下の世界情勢」というところは、岡崎さん

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ロシア外交と日ロ関係の行方
NHK解説委員
石川 一洋 氏

NHKで解説委員をしております石川です。 本日は自衛隊OBの方も参加しておられるということですが、私も昔、1984年から1987年までの間、青森県の三沢で勤務をしておりまして、航空自衛隊の方には大変お世話になりました。自衛隊の三沢基地は日米共同使用の基地ということで、当時増強を続ける極東ソビエト軍に対抗するため、アメリカ空軍のF16の配備が行われており、それに関連していろいろ取材をさせていただきましたが、その時に感じたのは、軍事とか国防というのは、やはり現場で勉強するのが一番だということでした。   一 北方四島を訪れて感じたこと ~日本人が共感する北方四島の自然~ 私はロシアの取材

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東アジア情勢と日本の安全保障
評論家
潮 匡人 氏

皆さまこんにちは。ご紹介いただきました潮でございます。このような講演会にお招きいただき恐縮しております。本日は、朝鮮半島情勢に論点を絞ってお話をさせていただきたいと思います。そしてその中で、文春新書で発売中の「安全保障は感情で動く」、来月新潮新書から出版予定の「誰も知らない憲法9条」などの内容に触れながら、私の考えをできるだけ分かりやすく話していきたいと思っております。「安全保障は感情で動く」という本の第3章のタイトルは「第2次朝鮮戦争が始まる」となっています。これにつきましては多くの方が「そうではない」と考えておられるのではないかと思っておりますが、今日は、なぜそのような考えに至ったのかとい

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「憲法改正案について考える」
元 陸上自衛隊 北部方面総監
廣瀬 誠 氏

憲法改正の議論の中で、憲法9条1項と2項をそのままにして、自衛隊を書き加えるという「加憲案」が有力視されているように見えるが、今後、国会の憲法審査会がどのように審議を進めていくか注目される。 現憲法は、占領下に制定されたものである。GHQは当初、わが国の非武装を考えていたと思われるが、東西冷戦の開始、朝鮮戦争の勃発はその「理想」の貫徹を許さず、在日米軍の半島派遣に伴い、わが国は警察予備隊、のちの自衛隊を創設するに至った。その時から、憲法9条の掲げる非武装の理念と現実に対処するための自衛隊の保持の関係について、その法的整合の議論が繰り返されてきた。 近年、わが国を取り巻く情勢が厳しさを増していく

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日本の安全保障政策の変遷と自衛隊
元統合幕僚長
折木 良一 氏

皆さんこんにちは。今日は「安全保障政策の変遷と自衛隊」という演題でお話をさせていただきますが、最近の安全保障をめぐる情勢は極めて厳しくなっているというのは、皆さんも身近に感じておられるのではないかと思います。先日の七日には、米国の巡航ミサイル59発によるシリア攻撃、そして今は、米空母カールビンソンが、停泊予定のシンガポールを横目にして西太平洋を北上しています。 このような状況の中でテレビを見ていますと、いろいろ感じるところがありまして、例えば先日の国会で、某政党の幹事長が安倍首相に対して「アメリカのシリア攻撃を支持されましたね。アメリカが攻撃した根拠は何ですか。」というような質問をしていました

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【研修・見学参加者レポート】
放射線量と健康被害〜陸上自衛隊化学学校見学
日本国防協会会員

過去の見学会については、参加者ご本人のご了解を頂き、報告レポートを掲載しています。 東日本大震災の伴う福島第一原発の原子力事故と最前線で戦った、 陸自中央特殊武器防護隊の隊長であり、化学学校副校長の 岩熊真司一佐が直々にこの日のレクチャーを行いました。 一佐は事前にこの日研修に参加した人々の名簿を見てこられたらしく、 「住所を見ると大変遠くから来られた方もいて、感激しております」 とこの日大宮までやってきた参加者に感謝の意を述べられ、 そのことがまたわたしたちを感激させたのでした。 福一の事故が起こった時、チェルノブイリやスリーマイル島と同等の 規模の災害になるかのように報道され、また今でもそ

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「アメリカ新政権下の日米同盟」
川上高司氏(拓殖大学海外事情研究所教授・所長)
平成29年3月

ただ今ご紹介にあずかりました川上です。今日はトランプ政権が発足して1ヶ月位経ちましたので、トランプ政権はどこに向かっているのか、そして、それがどのように日本に影響をもたらすのかということを整理してお話をしていきたいと思います。実は先日、ニューヨークタイムスから「北朝鮮に対してアメリカはどう出るのか」、昨日はロイターから「中国の軍事費増強についてどう思うか」などという電話インタビューを受けました。今は、アメリカ国民もトランプ政権がどこに向かうのか分からない状況ですが、北朝鮮に関しては今ほどアメリカが先制攻撃の機を狙っている時期はないと思います。非常に緊迫度が高まっています。新鋭の航空機を擁する空

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「現行憲法改正に思う」
森 勉(日本国防協会理事長)
平成30年1月

自由民主党は結党以来自主憲法制定を党是とし地道な努力を行ってきた。しかしながら、戦後のわが国の世論は護憲・改憲に分裂し激しく対立してきた。最近では北東アジア情勢の緊張もあってか、平成12年には衆参両院に憲法調査会の設置、平成22年には憲法改正国民投票法の施行、平成24年には自由民主党が「日本国憲法改正草案」を発表する等現行憲法改正の議論が活性化してきた。 安倍政権は現行憲法の改正に前向きに取り組んでおり、やや唐突であったが昨年5月の憲法記念日に、現行憲法9条1項・2項をそのままにして3項に自衛隊の存在を銘記し、根強く存在する自衛隊違憲論を払拭する案を提示した。又先の衆議院選挙においても現行憲法

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[研修・見学参加者レポート]
陸上自衛隊第7師団創隊63周年記念行事に参加して
日本国防協会会員
中村 晃 氏

  とにかく五月晴れの素晴らしい一日でした!   平成30年5月27日(日)、快晴のもと、陸上自衛隊第7師団創隊63周年/東千歳駐屯地創立64周年記念行事を、日本国防協会の会員12名(同行者、家族を含む)で研修しました。 研修の目的は、国防協会事務局によりますと、「世界に冠たる陸自“機甲師団”の観閲式を見学し、陸上自衛隊に対する理解を深める」とのことです。 駐屯地としては日本一の広さを誇る東千歳駐屯地です。控室のある師団司令部からバスにて10分、観閲式場(第2滑走路)に到着し、中央招待者席に案内されました。 写真のとおり、見渡す限り、180度の視野に、すでに無数の戦車、戦車

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