日本国防協会

平成最後の「陸上自衛隊第1空挺団 降下始め」
日本国防協会会員

  平成最後の「陸上自衛隊第1空挺団降下始め」を見学してまいりました。     恒例の指揮官降下。 第一空挺団長がCH-47から降下し、今年の「降下初め」の幕が切って落とされます。2年前から降下初めはそれまでの戦車を投入した模擬戦中心の展示から空挺降下を中心としたものに変わっています。 降下を行う指揮官は上は将官から下は一尉まで。今回も参加したアメリカ軍の指揮官ももちろん降下を行います。       指揮官が降下した後は、必ず副官などが飛び降りた後の世話をしてくれます。 降下地点に向かって全力疾走していく副官を見るのも降下始めの楽しみ

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「朝鮮半島・東シナ海をめぐる情勢と日本の防衛」
衆議院議員 元防衛大臣
中谷 元

  まずもって日本国防協会の会長として、大勢の協会の皆さまにご支援をいただいておりますことにつきまして、心から感謝と御礼を申し上げます。 昨年は酉年ということで、酉は干支でいいますと10番目の年ですが、酉という漢字は物が成る、物事を収穫するという意味があります。今年は戌年ですが、戌は11番目ということで漢字の上でも、酉を得たあとその先に向けて整えるという意味があります。2年先といいますと2020年になるわけですが、オリンピックもあり、また天皇陛下の御退位に伴う新しい元号制定もあり、平成の時代が終わり次の時代へと向かいます。一つの区切りとして、2020年に向けてしっかり態勢を固める一年

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日本の国際化と平和について
駐日サンマリノ共和国特命全権大使
マンリオ・カデロ 氏

  皆さんはじめまして。今日は誠にありがとうございます。 サンマリノ共和国は、ヨーロッパで設立された一番古い共和国です。今から1700年前、日本では卑弥呼の時代にあたりますが、建国されました。ヨーロッパにはいろいろな国がありますが、サンマリノはイタリアの中にある小さな国で、山の上に建国されているので外からはなかなか攻めにくく、宝物もそんなにありませんでしたので、そのような理由から何百年、何千年にもわたって周囲の国から侵略されることはなかったのでしょう。そして、昔から王様と貴族はいませんし、サンマリノの人たちは割とおとなしくのんびりしていたので、長い間、現在の共和国を守ってくることがで

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自衛隊明記論に問う
~真の憲法9条改正を目指して~
元陸上自衛隊幹部学校副校長
上村 邁

「自衛隊を憲法に明記する」という憲法改正案が国会に提出されようとしている。外国でも多くの国が憲法で軍隊を明記していることからすれば、一見もっともなことのように思えるが、こと日本においては、話はそう簡単ではない。言うまでもなく、「戦力は持たない。交戦権は認めない」という憲法9条2項の存在を避けて通れないからである。世界にも類を見ない憲法の条文ではあるが、先の大戦を教訓とし、平和国家の理想を掲げて国際社会に再登場せんとした戦後日本の決意を象徴するものである。そして、その選択が間違っていなかったことは、戦後70年を過ぎた現在の日本の立ち位置が明らかにしている。世界に受け入れられた平和国家のイメージ、

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現下の世界情勢と日本の歩むべき道
第8代ユネスコ事務局長
松浦 晃一郎 氏

  一.はじめに 皆さんこんにちは。ご丁寧なご紹介をいただき恐縮に思っています。 今日は「現下の世界情勢と日本の歩むべき道」ということでお話をさせていただきます。これまでの国防問題講演会の一覧を拝見しますと、ちょうど4年前に、外務省の先輩の岡崎久彦氏が「現下の国際情勢と日本外交」という演題でお話しになっておられます。残念ながら、どういうお話をされたか詳しくは存じませんが、岡崎さんは私の尊敬する先輩の一人で、安倍総理にも近い方で、きっと立派なお話をされたと思います。 今回、私はあえて「日本の歩むべき道」という表題にさせていただきました。出だしの「現下の世界情勢」というところは、岡崎さん

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憲法改正の課題-憲法9条に「自衛隊」を明記する案について-
福山市立大学講師
安保 克也 氏

  はじめに 北朝鮮の核やミサイル問題、中国による海洋進出など、日本を取り巻く安全保障環境は厳しい。そのため、政府は地上配備型迎撃システム「イージスアショア」の導入予定である。我が国の防衛に重要な問題がある時期に、何故、「憲法9条に自衛隊を明記」する憲法議論を行うのか、私にはまったく理解ができない。本来であれば、自衛隊明記よりも、厳しい安全保障環境を考えれば、憲法9条2項の問題に着手する憲法議論をすべきだと考えるからである。しかし、「憲法9条に『自衛隊』を明記する案」(自民党憲法改正推進本部)が改正案である以上、憲法改正に賛成の立場から、自衛隊の明記案に対して批判的な考察とその対応について検討

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今、なぜ憲法改正が必要か
麗澤大学教授
八木 秀次 氏

はじめに ~法改正の重要性~     ご紹介いただきました八木です。 私は大学院の博士課程で憲法を専攻し、修士課程までは法哲学や法思想を学んでいた者です。これは、日本の憲法学者が歩む一つの典型的なパターンです。基礎的な法律の考え方を習得してから憲法の具体的な領域に進むということですが、右でも左でもそのような経歴を経た人は結構います。 私は日頃、大学で憲法を教えつつ法改正の仕事にも携わっています。たまたま今日の新聞に載っていますのでご紹介しますと、「成人年齢18歳閣議決定」、「相続に関する民法改正案で配偶者優遇」などの記事があります。「森友関連の公文書改ざんの問題」を大きく取

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ロシア外交と日ロ関係の行方
NHK解説委員
石川 一洋 氏

NHKで解説委員をしております石川です。 本日は自衛隊OBの方も参加しておられるということですが、私も昔、1984年から1987年までの間、青森県の三沢で勤務をしておりまして、航空自衛隊の方には大変お世話になりました。自衛隊の三沢基地は日米共同使用の基地ということで、当時増強を続ける極東ソビエト軍に対抗するため、アメリカ空軍のF16の配備が行われており、それに関連していろいろ取材をさせていただきましたが、その時に感じたのは、軍事とか国防というのは、やはり現場で勉強するのが一番だということでした。   一 北方四島を訪れて感じたこと ~日本人が共感する北方四島の自然~ 私はロシアの取材

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東アジア情勢と日本の安全保障
評論家
潮 匡人 氏

皆さまこんにちは。ご紹介いただきました潮でございます。このような講演会にお招きいただき恐縮しております。本日は、朝鮮半島情勢に論点を絞ってお話をさせていただきたいと思います。そしてその中で、文春新書で発売中の「安全保障は感情で動く」、来月新潮新書から出版予定の「誰も知らない憲法9条」などの内容に触れながら、私の考えをできるだけ分かりやすく話していきたいと思っております。「安全保障は感情で動く」という本の第3章のタイトルは「第2次朝鮮戦争が始まる」となっています。これにつきましては多くの方が「そうではない」と考えておられるのではないかと思っておりますが、今日は、なぜそのような考えに至ったのかとい

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「憲法改正案について考える」
元 陸上自衛隊 北部方面総監
廣瀬 誠 氏

憲法改正の議論の中で、憲法9条1項と2項をそのままにして、自衛隊を書き加えるという「加憲案」が有力視されているように見えるが、今後、国会の憲法審査会がどのように審議を進めていくか注目される。 現憲法は、占領下に制定されたものである。GHQは当初、わが国の非武装を考えていたと思われるが、東西冷戦の開始、朝鮮戦争の勃発はその「理想」の貫徹を許さず、在日米軍の半島派遣に伴い、わが国は警察予備隊、のちの自衛隊を創設するに至った。その時から、憲法9条の掲げる非武装の理念と現実に対処するための自衛隊の保持の関係について、その法的整合の議論が繰り返されてきた。 近年、わが国を取り巻く情勢が厳しさを増していく

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