憲法9条の改正と自衛隊
衆議院議員 元防衛大臣 日本国防協会会長
中谷 元

  今、自民党の中では、「憲法9条をいったいどうするのか」という課題が今年の最大の政治テーマになっています。「憲法9条は改正しなければならない」ということは、もう皆さまに改めて説明する必要はないと思います。 まず9条全文を紹介します。「一 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。二 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」     憲法9条の原点   憲法9条の原点はポツダム

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「朝鮮半島・東シナ海をめぐる情勢と日本の防衛」
衆議院議員 元防衛大臣
中谷 元

  まずもって日本国防協会の会長として、大勢の協会の皆さまにご支援をいただいておりますことにつきまして、心から感謝と御礼を申し上げます。 昨年は酉年ということで、酉は干支でいいますと10番目の年ですが、酉という漢字は物が成る、物事を収穫するという意味があります。今年は戌年ですが、戌は11番目ということで漢字の上でも、酉を得たあとその先に向けて整えるという意味があります。2年先といいますと2020年になるわけですが、オリンピックもあり、また天皇陛下の御退位に伴う新しい元号制定もあり、平成の時代が終わり次の時代へと向かいます。一つの区切りとして、2020年に向けてしっかり態勢を固める一年

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日本の国際化と平和について
駐日サンマリノ共和国特命全権大使
マンリオ・カデロ 氏

  皆さんはじめまして。今日は誠にありがとうございます。 サンマリノ共和国は、ヨーロッパで設立された一番古い共和国です。今から1700年前、日本では卑弥呼の時代にあたりますが、建国されました。ヨーロッパにはいろいろな国がありますが、サンマリノはイタリアの中にある小さな国で、山の上に建国されているので外からはなかなか攻めにくく、宝物もそんなにありませんでしたので、そのような理由から何百年、何千年にもわたって周囲の国から侵略されることはなかったのでしょう。そして、昔から王様と貴族はいませんし、サンマリノの人たちは割とおとなしくのんびりしていたので、長い間、現在の共和国を守ってくることがで

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現下の世界情勢と日本の歩むべき道
第8代ユネスコ事務局長
松浦 晃一郎 氏

  一.はじめに 皆さんこんにちは。ご丁寧なご紹介をいただき恐縮に思っています。 今日は「現下の世界情勢と日本の歩むべき道」ということでお話をさせていただきます。これまでの国防問題講演会の一覧を拝見しますと、ちょうど4年前に、外務省の先輩の岡崎久彦氏が「現下の国際情勢と日本外交」という演題でお話しになっておられます。残念ながら、どういうお話をされたか詳しくは存じませんが、岡崎さんは私の尊敬する先輩の一人で、安倍総理にも近い方で、きっと立派なお話をされたと思います。 今回、私はあえて「日本の歩むべき道」という表題にさせていただきました。出だしの「現下の世界情勢」というところは、岡崎さん

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ロシア外交と日ロ関係の行方
NHK解説委員
石川 一洋 氏

NHKで解説委員をしております石川です。 本日は自衛隊OBの方も参加しておられるということですが、私も昔、1984年から1987年までの間、青森県の三沢で勤務をしておりまして、航空自衛隊の方には大変お世話になりました。自衛隊の三沢基地は日米共同使用の基地ということで、当時増強を続ける極東ソビエト軍に対抗するため、アメリカ空軍のF16の配備が行われており、それに関連していろいろ取材をさせていただきましたが、その時に感じたのは、軍事とか国防というのは、やはり現場で勉強するのが一番だということでした。   一 北方四島を訪れて感じたこと ~日本人が共感する北方四島の自然~ 私はロシアの取材

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東アジア情勢と日本の安全保障
評論家
潮 匡人 氏

皆さまこんにちは。ご紹介いただきました潮でございます。このような講演会にお招きいただき恐縮しております。本日は、朝鮮半島情勢に論点を絞ってお話をさせていただきたいと思います。そしてその中で、文春新書で発売中の「安全保障は感情で動く」、来月新潮新書から出版予定の「誰も知らない憲法9条」などの内容に触れながら、私の考えをできるだけ分かりやすく話していきたいと思っております。「安全保障は感情で動く」という本の第3章のタイトルは「第2次朝鮮戦争が始まる」となっています。これにつきましては多くの方が「そうではない」と考えておられるのではないかと思っておりますが、今日は、なぜそのような考えに至ったのかとい

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日本の安全保障政策の変遷と自衛隊
元統合幕僚長
折木 良一 氏

皆さんこんにちは。今日は「安全保障政策の変遷と自衛隊」という演題でお話をさせていただきますが、最近の安全保障をめぐる情勢は極めて厳しくなっているというのは、皆さんも身近に感じておられるのではないかと思います。先日の七日には、米国の巡航ミサイル59発によるシリア攻撃、そして今は、米空母カールビンソンが、停泊予定のシンガポールを横目にして西太平洋を北上しています。 このような状況の中でテレビを見ていますと、いろいろ感じるところがありまして、例えば先日の国会で、某政党の幹事長が安倍首相に対して「アメリカのシリア攻撃を支持されましたね。アメリカが攻撃した根拠は何ですか。」というような質問をしていました

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「アメリカ新政権下の日米同盟」
川上高司氏(拓殖大学海外事情研究所教授・所長)
平成29年3月

ただ今ご紹介にあずかりました川上です。今日はトランプ政権が発足して1ヶ月位経ちましたので、トランプ政権はどこに向かっているのか、そして、それがどのように日本に影響をもたらすのかということを整理してお話をしていきたいと思います。実は先日、ニューヨークタイムスから「北朝鮮に対してアメリカはどう出るのか」、昨日はロイターから「中国の軍事費増強についてどう思うか」などという電話インタビューを受けました。今は、アメリカ国民もトランプ政権がどこに向かうのか分からない状況ですが、北朝鮮に関しては今ほどアメリカが先制攻撃の機を狙っている時期はないと思います。非常に緊迫度が高まっています。新鋭の航空機を擁する空

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アメリカ帝国の挫折~日本、今に続く憲法問題~
評論家
西部 邁 氏

ご紹介をいただき有り難うございます。僕も来年、年が明ければ78歳です。だいたい人間80歳を過ぎますと、女性には100歳でもご自由に生きてくださいと思っているけど、人間の雄として精神能力や戦闘能力を失くせば生きていること自体の意味もあまりなくて、さっさといなくなればと、もしくは自分で死になさいというのが僕の信条で、僕は55歳のときにそのような本を書いています。死生論で、それ以来一切意見を変えていません。 僕は今、身体は4分の3ぐらい死んで、頭が5分の1ほど耄碌しているのでしょうが、残念で無念だなと思うのは、威張って言っているのではないのですが、僕がずいぶん前から孤立無縁になっても言っていたように

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平成29(2017)年度以前の講演会の開催一覧

平成29(2017)年度以前の講演会の開催一覧は以下の通りです。(敬称略)   平成29(2017)年度 平成30年 1月 「朝鮮半島・東シナ海の情勢と日本の防衛」 衆議院議員 元防衛大臣 中谷 元 「憲法9条の改正と自衛隊」  衆議院議員 元防衛大臣 中谷 元 平成29年12月 「日本の国際化と平和について」  駐日サンマリノ共和国大使 マンリオ・カデロ 平成29年11月 「封印された日本の近現代史」  ジャーナリスト 井上和彦 平成29年10月 「現下の世界情勢と日本の歩むべき道」  第8代ユネスコ事務局長 松浦晃一郎 平成29年 9月 「平成29年版防衛白書について」 防衛省大

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